コンピュータ外人部隊

Kudou Kikaku
天才プログラマ達
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(351)
彼に顧客を紹介された。
とても、センスのある営業ひさしと紹介されていた。
そして、ひさしはその彼をこう呼んだ。
天才営業SSR!!

ここにSSRはわれわれの人生の舞台の悪役として登場したのだ。


(352)
なにかしら、様子がおかしい。
言葉の端々に「これからのこともあるし...」
どうやら、彼らの業界では上下関係があるらしかった。

確かに初っ端の話しは大きい物件に成長していった。
何度かデモを行い、そして企画書を書き直した。
「企画が上の方へ上がったのでその会議できまるから、
もう少し待ってて。開けといてね。」
しかし、ある時期からその物件は音沙汰がなくなった。

先日ひさしが別件で事務所にきたので聞いてみた。
「裏で根回しがあったらしくてね。」
「先先月には既に決まっていたらしいんだよね」

なら早目にゆってよぉ〜〜(笑)


(353)
メールが入る。FAXが入る!常に急ぎです!!
至急連絡ください。至急とりかかってください。

しかし、UPしたあと音沙汰がなくなる。

ひさしの至急は単なる口癖なのだ...気付くまでに
どれだけの犠牲をはらったんだろう(笑)


(354)
「ここまで、作った方がやりやすいでしょう?」
確かにいろいろと資料を作ってくる。

「私がプロデュースしますから」

これで、客のニーズと一致していればわれわれとて
何もいわないのだ....

彼の名はプロデューサーひさし。


(355)
ほら、これは、こうですよね?
こうしてほしいんです。
様々な仕様が彼の口から伝えられる。
弊社デザイン部は納得がいかないらしい。
どう考えても客のニーズとあってないような気がするらしい。
まして、センスが....センスは人それぞれだしね、と言っては
みたが....納品後完璧にページがひっくり返った。
彼の名はプロデューサーひさし。


(356)
至急電話が欲しいと留守録しといたのに!!
彼はお怒りの様子。
文字に色を付ける時には色を濃くしないといけないんだよ。
常識だよ。わかってないなぁ〜。全然見えないよ。

ブラウザによっても画面の温度等などによっても色は変わる
んですね。確かにちょっと近い色を使ったかな?

彼の名はプロデューサーひさし。


(357)
「今後のこともあるしね」散々いわれて納品した後。
お客様から年間サポートしてくださいとメールが入った。
頭を越すわけにいかないので、お客さまの要求をFAX
で入れた。

....その後音沙汰なし。
「今後のこともあるしね....」
飛び越しちゃうぞぉ〜〜(あははは)


(358)
アポイントメントは彼の仕事だった。
彼は物件をわれわれに持ってきた。

そして、的外れな客の要求をわれわれに伝えた。

どう考えても採算ベースではない。
揉め始めたので客先で打ち合わせを行う。

客がこんこんと「やりたいこと」を説明した。

....全然ちゃうこと言ってるやんけ!!!

少なくともうちのデザイン部の初回ヒヤリングから
さほどかけ離れたことは言ってなかった。

彼は毎回話しが変わるんですと豪語する男SSR!


(359)
アポイントメントは彼の仕事だった。
彼は物件をわれわれに持ってきた。

客先で打ち合わせを行う。

「私が招集をかけましたので、私が話しを進めます」
彼はこういった。
そして、彼は彼の作った資料を客とわれわれに提示する。

全然ちゃうやん!!

顧客とわれわれの見解は一致した。

その後だんまりしつつ、時折的外れな合いの手をいれて
客とわれわれにしかとされる男SSR。



(360)
アポイントメントは彼の仕事だった。
彼は物件をわれわれに持ってきた。

うちのデザイン部は、今月のアポイントメントの主旨を
再確認し、内容を伝えた。その時、少なくとも「あめとうさぎ」は
どこにもなかった。

メールが入った。
アポ取り行ってきましたぁ〜!!
旬ということで、「あめとうさぎ」です!!

N氏の話しも主旨も、最初っからの打ち合わせ全てに同席し
取材時に動向したことも彼にはなんの意味もなかったのだ。

「そんな話しは一切聞いていません」
豪語する男SSR。

かれは天才営業SSR。

今なお、顧客仕様を理解していない。


(もう少しほとぼりが覚めないと詳しいことは書けない(^^;)


(360)おまけ
うちの開発は能無しですから....
最初のころそういった話しをしていた彼だった。

企画を持って飛びだした男。
天才営業SSR、友達の間で彼は神的存在。

既に6ヶ月、企画は始まった。
天才営業SSR。
今なお、顧客仕様が理解できていないクールな男。



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全てノンフィクションですがなにかと問題がありますので一部正確な事実と異なることをお断りいたします。
著者:工藤ゆたか <HOME>